ワインの世界は非常に奥深いものです。香りひとつとっても、ワインの生まれた土地やブドウが育った環境によって違ってきます。また、味も同様に、産地の違いや飲むときの温度の差、グラスの大小でも異なり、同一品種のブドウでも味が大きく異なる場合があります。ワインのもう一つの大きな特徴は、ワインのボトルはひとりで1本は空けられないということです。だからワインがあれば、自然と同じ趣味や嗜好を持った人が集まります。これはビジネスの場でも有効。同じ目的を持った経営者仲間との輪が広がるでしょう!(この記事は25時間戦う!!社長の"黒字経営"専門マガジン『社長25h』2007年2月10日号に掲載された記事をBSL会員向けに再掲載したものです。)
ワインの知識は、相手との距離を縮めることができます。世界中で造られるワインは種類が豊富で、料理との組み合わせや、相手の好み、ワインの産地など話題が尽きず、初対面の人ともコミュニケーションがとりやすくなるからです。巷でよく耳にするのが、「肉には赤ワイン、魚には白ワイン」というもの。この定説は決して間違いではないのですが、これだけではコミュニケーションのネタにはなりません。ワインをコミュニケーションに活かすには、もう一歩踏み込んでワインを知ることが必要です。ここでは簡単に、ワインと料理の合わせ方のエスプリを少しご紹介しましょう。
味の濃い料理には、同じように濃厚なワインを合わせる。
オマールやフォアグラなどの高級食材には、ワインの〝格〟を合わせる。
料理とワインを「色」で合わせる。例えば、ホワイトソースには白ワインといったようにです。
エスニック料理には、「ロゼ」が合わせやすい。
ワインの世界には、ソムリエが使う専門用語がたくさんあり、学ぶときに、こうした言葉で敬遠してしまう方も多いことでしょう。「枯葉のような、」「柑橘系の、」などの言葉は、ワインの味を評価するための記号のようなもので、フランス語から英語を経て、日本語に翻訳されているので、理解しにくいものが多いのも事実です。コミュニケーションを目的とするなら、こうした知識を事細かに理解している必要はありません。懇親会や、ビジネスパーティなどの場で、〝知識〟が先行させてしまうと、逆に悪い印象を与えかねません。ワインの深い知識のない方には、料理と合わせたワインをさりげなくお勧めする、ワイン好きの方には、相手の嗜好などを聞くなど、相手に合わせたコミニケーションをとることが大切です。ワインがきっかけで、経営者同士の仲が深まった、なんて話は珍しいことではありません。
不況真っ只中のいま、つい実利的なことばかりに目が行きがちですが、人とのつながりをもっと大切にすることが、結局長い目でみるとビジネスの成功の近道になるのではないでしょうか? ときには、ワインを切り口に経営者仲間を集い、ビジネスを考えてみてはいかがでしょう?
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プロフィール
ポケットワインサロン代表
和田健二氏
キャピタル東急ホテル、東京ベイヒルトンホテル、アメリカ LAエアポートヒルトンホテル、イタリア ミラノ La Miracore、仙台プラスワン株式会社総料理長を歴任。1994年ポケットキッチンを設立。ポケットワインサロン教室開講。JSA認定 シニア・ソムリエ。CPA認定 チーズプロフェッショナル。
渋谷/代官山/恵比寿駅近くで習えるワインとチーズのスクール。JR恵比寿駅、東横線代官山駅徒歩5分です。多彩な講座を開講しています。ワインの基本的な知識からもっと詳しく勉強したい方まで、どなたでもご参加できます。お洒落にワインを楽しめる「Pocket Wine Bar」も併設していますので、お気軽にお立ち寄りください。
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