ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長 CEO清水康一朗氏が語る黒字経営のポイント②
経営情報マガジン「社長25h」
更新:2009.01.09(金)
セミナーの告知、集客、申込受け付け、入金管理などセミナーに関するワンストップサービスを提供する「セミナーズ」。その業界最大級のポータルサイトを運営するのが、ラーニングエッジ株式会社である。
2005年のサービス開始以来、そのサービスの高さに顧客が殺到。現在では、ジェイ・エイブラハムなどの海外高額セミナーの主催も手掛ける。ビジネス成功の秘訣は「人」という清水康一朗氏に事業成長の秘策を伺った。(本レポートは、「ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長 CEO清水康一朗氏が語る黒字経営のポイント①」の続きです。)
黒字経営のポイント②
超一流企業でも必ず仕事ができる人と、仕事ができない人がいる。こういう人物と仕事がしたいというモノサシを持つ
―会社の価値観を定めたマインドセットはどういうきっかけで作られたんですか?
創業当時からあるということですが?
サラリーマン時代から、こういう人物と仕事がしたいというモノサシみたいなものを作っていたんです。なぜそんなものを作っていたのかというと、どんなに世界に名だたる超一流企業でも必ず仕事ができる人と、仕事ができない人がいる。そこで仕事ができる人の共通項をひとつずつリストアップしていったわけです。
自分が一緒に仕事をしたい人物の共通した価値観や行動指針を帰納法的に集めたものなのですが、今やこのマインドセットによって、採用条件や評価条件も決めているのです。
─採用もマインドセットで決めているんですか?
そうです。採用の際には、役員を始めとして10人が面接に関わるのですが、面接官全員がマインドセットの質問に対してOKと答えられる相手でなければ採用しません。大変厳しい面接ですが、お陰で素晴らしい仲間と一緒に仕事をすることができています。
マインドセットの条件を満たしている人は、たとえ最初は何もできなくても、2~3年経って一通り仕事を覚えると、本当に優秀な人材に生まれ変わるのです。これは会社の価値観にピッタリ合った人を採用しているからだと思っています。
─起業当初は、かなり経営的に厳しい状態に置かれていたと聞きましたが...。
その通りです。あと2、3カ月もすれば資金繰りに行き詰まり倒産すると感じたことは1度や2度ではありません(笑)。
資金繰りに行き詰まったのは、当社のメインサービスであるセミナー紹介ポータルサイト「セミナーズ」のシステム開発の遅れにありました。セミナーの告知、集客、申込受付、入金管理などセミナーを受けるためのワンストップサービスを標ぼうしていたので、数千万円単位の開発費が必要でした。しかし、そんなに予算がない。そこで、海外の格安なエンジニアに依頼してシステム開発を進めました。しかし、ミスコミュニケーションの連続で納期の見通しがまったく立たないという最悪の事態に追い込まれてしまいました。
―どうやって危機を乗りこえることができたのですか?
ひと言でいえば、システムが出来上がる前に事業をスタートしたということです。お金がかからない方法を選んだわけです。
セミナーの紹介サイト事業は誰もやったことがない未知のビジネスです。市場の優位性はあるものの、採算が取れるのかわからない。それなのに莫大な開発費用がかかり、加えて開発のメドも立っていない。ネガティブスパイラルに落ち込みました。 2004年の12月にいよいよ資金繰りが悪くなり、支払いを済ませたら来月倒産という事態を迎えました。そのときにある人のアドバイスで昔から出場するのが夢だったハワイのホノルルマラソンに行って来たのです。42.195kmを完走するのは、本当に大変でしたが、「フルマラソンを走ることに比べれば、きっと何でもできるんじゃないか」と前向きになることができたのです。
(経営危機を乗り越えるために打った対策とは?
黒字経営のポイント3へ続く)
オススメ関連情報
『マインドセット』無料ダウンロード
ラーニングエッジ株式会社が、行動指針、人事ポリシー、共有価値として掲げている8つのマインドセット。「人間性」「プロフェッショナリズム」「情熱」「素直さ」などの8つの大項目と、それぞれに属する質問で構成されています。全ての質問にYESと答えられる人材・パートナーこそが自社の成長を助けるのです。ラーニングエッジ株式会社のマインドセットを参考に、貴社でも行動指針を明文化してみませんか?(BSL無料会員の方のみダウンロード頂けます。無料会員登録はこちら。)
プロフィール
ラーニングエッジ株式会社 代表取締役 CEO
清水 康一郎(しみずこういちろう)氏
ラーニングエッジ株式会社 代表取締役 CEO
清水 康一郎(しみずこういちろう)氏
静岡県出身。1974年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、人材業界のベンチャー企業に入社。その後、米国会計系のコンサルティング会社デロイトトーマツコンサルティングにて顧客戦略とビジネスオペレーションを担当。2003年、会社を設立。コンサルティングで学んだマーケティングや顧客管理のノウハウをベースにして業界最大級のポータルサイト「セミナーズ」(http://www.seminars.jp/)を立ち上げた。
このページのTOPへ

