ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長 CEO清水康一朗氏が語る黒字経営のポイント④
経営情報マガジン「社長25h」
更新:2009.01.09(金)
セミナーの告知、集客、申込受け付け、入金管理などセミナーに関するワンストップサービスを提供する「セミナーズ」。その業界最大級のポータルサイトを運営するのが、ラーニングエッジ株式会社である。
2005年のサービス開始以来、そのサービスの高さに顧客が殺到。現在では、ジェイ・エイブラハムなどの海外高額セミナーの主催も手掛ける。ビジネス成功の秘訣は「人」という清水康一朗氏に事業成長の秘策を伺った。(本レポートは、「ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長 CEO清水康一朗氏が語る黒字経営のポイント③の続きです。)
黒字経営のポイント④
会社の利益の増減を、社員に実感させるためにときには現金を触らせる
─では、清水さんにとっての会計とは何でしょうか?
企業は限られた資源のなかで、最大の効果が得られるように事業を継続しなくてはいけないわけですから、常に会社の収支バランスを把握しなくてはいけないと思います。その技術が管理会計です。
ただし経営者ひとりが、この管理会計を理解していてもダメだと思います。なぜならば、会社が小さいうちはいいのですが、組織が複雑になれば経営者の目が行き届きにくくなります。そうなればどこで費用が発生して失われているのかが把握できなくなるからです。
そこで、経営者だけではなく、従業員全員に会計知識を学んでもらう全員参加の経営が必要になってきます。
―そのためにどんな工夫をしているのですか?
当社では入社して1週間後、自社の財務諸表を使って、私に直接プレゼンテーションすることが決まっています。プレゼンの内容はバランスシートや損益計算書とは何か説明してもらうわけです。そうした財務諸表の読み方を勉強するだけではなく、お金を実感してもらうことも行っています。
仮に月次決算で赤字が200万円出たとしましょう。そのときに銀行から200万円を現金で持ってきて、全員に触れさせるんです。
今月、このお金が消えたんだということを実感してもらう。そのときにただ触ってもらうのではなくて、何が原因でなくなったのかを考えてもらうんです。たとえば、200万円の販売管理費のうちの家賃で80万円が消えたなどと実感してもらう。そうすれば、会社の利益がどのように成り立っているのか誰でも理解できると思います。
(全員参加の経営のために、清水氏が行っているもうひとつの工夫とは?
黒字経営のポイント5へ続く)
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プロフィール
ラーニングエッジ株式会社 代表取締役 CEO
清水 康一郎(しみずこういちろう)氏
静岡県出身。1974年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、人材業界のベンチャー企業に入社。その後、米国会計系のコンサルティング会社デロイトトーマツコンサルティングにて顧客戦略とビジネスオペレーションを担当。2003年、会社を設立。コンサルティングで学んだマーケティングや顧客管理のノウハウをベースにして業界最大級のポータルサイト「セミナーズ」(http://www.seminars.jp/)を立ち上げた。
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