ホーム > 経営情報マガジン「社長25h」 > 「リスクを負うこと」が会社成長の条件!リスクを許容する環境を整えるのが社長の役目!!

「リスクを負うこと」が会社成長の条件!リスクを許容する環境を整えるのが社長の役目!!

経営情報マガジン「社長25h」 更新:2009.01.26(月)

経営者は会計に強い

会社が長年にわたって続くには何が必要か。それは「成長」である。創業してある一定の時期に差し掛かると成長が止まる会社は少なくない。それはなぜか。今あるものを守ろうとするだけでリスクを負わないからだ。つまり、リスクこそが成長のために必要な条件なのである。今回は、会社の成長に不可欠な「リスクを負うこと」についてお話したい。(この記事は、「25時間戦う!!社長の"黒字経営"マガジン『社長25h』2008年10月号に掲載された記事の一部をBSL会員向けに再掲載したものです。)

会社を設立して、あるところまでいくと成長がぱったりと止まる。止まる理由もいろいろあって、商品やサービスそのもののマーケット的な限界や、商品・サービスが持っている寿命などが考えられる。

しかし、成長が止まる最も大きな問題は、社長個人にかかわっている。起業してから決して情熱が減退するわけではないのだが、成長することに対する意欲が以前ほど大きくなくなり、逆に今あるものを守ろうと考えるところから成長が止まるのではないだろうか。 では、企業が成長するには何が必要か。元・佐賀大学学長の上原春男氏は「企業というのはリスクを背負わなければならない」と話していた。私はその話を聞いた当初「なぜわざわざリスクを負わなければならないのか」なんて考えており、素直に理解できなかったものだ。 さらに上原氏は著書『成長の原理』で銀行、大学。電力会社など、リスクを背負わない企業体の今後について警鐘を鳴らしていた。実際にその後、銀行の倒産が相次いだ。企業は「リスクを負う」という、成長における原理・原則に従わないと潰れるということを、私は同書から学んだ。

チャレンジの源「創造性」を養う考え方を取り入れよう

リスクを負うということは、具体的にどうしていけばいいのか。今までやってきたことを継続するだけでなく、新しいことにチャレンジすること。これがリスクを負うことである。今までやってきたことを続けるだけなでは、今までやってきたことしか手に入らない。新しいことに挑戦すれば、必ず新しいものが手に入るのだ。業績が行き詰ったり、成功できない会社の共通点は、次の段階にチャレンジしないことである。もちろん、チャレンジしたからといって成功するとは限らない。失敗の可能性も大きい。その結果を恐れ、現状から脱却しない会社は多いものだ。 こういう会社に限り「うまくいかないのは不況だから」などと、他人や景気のせいにしてしまいがち。こういう考えでは行動は変わらず、成長も望めない。

では、新しいことにチャレンジする原動力とは何か。それは創造性である。社員の創造力の総和が企業の利益となるのだ。創造性という言葉を行動に落とすと、現在の商品、サービス、マーケットに新しいイメージを持ち込むことである 芸道や武道における「守破離」の思想を当てはめてみよう。たとえばAという商品を生み出し、マニュアル通りに生産するのが「守」。Aが限界にきたときに、その延長線上にある発想でBを生み出すことが「破」にあたる。また、AでもBでもなく、全く違う商品を考え付くのが「離」である。これを常にチャレンジすることを意識しなければならない。

創造力を身につけるためには、創造力を養うために必要な考え方や情報を常に自分のなかに取り入れないければならない。 これはどういうことか。簡単にいうと、氾濫する情報に惑わされないことだ。アメリカの有名なスピーカーであるピーター・セージは「私はニュースを観ない」と話している。ニュースの中身は、違う人が〃ことをやっているに過ぎないからだ。ニュースで連日報じられる殺人・強盗などの凶悪事件なんかは、まさにこの通り。情報の洪水に振り回されることなく、なりたい自分、なりたい会社のために必要な情報を上手にチョイスすることが求められるのだ。 必要な情報を得て、会社を客観的、俯瞰的に見ることができれば、得た情報や知識を行動に移す。「こういう商品できたらいいね」「こないだのセミナーでいい話を聞いた」などと感じるだけでなく、行動に移さないとリスクを負ったことにはならない。

チャレンジを生み出す社員のエネルギーを奪うな

リスクを冒したり回避したりする考えや行動は人間そのものの行為である。創造性を駆使してチャレンジしたり、それを動機付けたり、チャレンジによってエキサイティングな未来を生み出すのは、ほかならぬ人間のエネルギー。そうしたエネルギーを奪ってしまうような環境をつくってはいけない。リスクを負って、チャレンジすることを許容する企業文化をつくることが、社長の役目といえるだろう。 私がすごいなあと思う会社はみんな、社員をマイナス査定せずプラス査定をしている。例えば「Aさんは何もせず何も挑戦しなかったので可も不可もなく0点」「Bさんは新しいことにチャレンジしたけれど失敗したのでマイナス5点」では、誰もチャレンジしなくなる。

人間がやることには失敗がつきもの。新しいことに挑戦するリスクを許容する考え方を会社に浸透させていかなければならない。会社の方向性を示すのは社長だが、会社を成長させる行動は社員一人ひとりにかかっているのだ。

オススメ関連情報

365メールマガジンご登録用QRコード

明日、経営の気づきを読む!
メールマガジン『365マネジメントノート』

右のQRコードから空メールを送信していただくと自動的に登録されます。
例えばこんな言葉が毎日届きます。
『目的が明確なら方法はいくつもある。
「もう駄目だ」と言う前に、
そもそもあなたのビジネスの目的は本当に明確になっているか。』

(BSL無料会員の方のみダウンロード頂けます。無料会員登録はこちら。)

プロフィール

株式会社アックスコンサルティング代表 広瀬元義

㈱アックスコンサルティング 代表取締役
広瀬 元義

"黒字経営を実現する会計事務所の会"FANアライアンスを主宰。また、中小企業や会計事務所の経営コンサルティング、Webコンサルティング、出版事業等を手掛けている。著書は2007年年間総合19位(「日経ビジネス」調べ)の『イン・ザ・ブラック』(あさ出版)をはじめ、多数執筆。

このページのTOPへ

 

プレゼント

今月の新商品

ホーム > 経営情報マガジン「社長25h」 > 「リスクを負うこと」が会社成長の条件!リスクを許容する環境を整えるのが社長の役目!!