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株式会社モバイルファクトリー 代表取締役 宮嶌裕二氏が語る黒字経営のポイント その1

経営情報マガジン「社長25h」 更新:2009.02.05(木)

株式会社モバイルファクトリー 代表取締役 宮嶌裕二氏

携帯電話の着うた・着メロの公式サイト運営をはじめ、モバイルプロモーションサービスなど、多角的なメディア展開で注目を集めている株式会社モバイルファクトリー。2001年に携帯電話の着メロA SPサービスから事業をスタートさせ、現在は多数の公式サイトを運営し、幅広い事業者にOEM提供を行っている宮嶌裕二社長に、黒字経営のポイントについて伺った。(この記事は、「25時間戦う!!社長の"黒字経営"マガジン『社長25h』2009年2月号に掲載された記事の一部をBSL会員向けに再掲載したものです。)

黒字経営のポイントその1「仕組みと差別化は表裏一体。 サービスの魅力を差別化した上で、 利益を生み出す仕組みを作ること」

―御社は創業2年目以来、黒字計上を続けています。黒字経営の秘訣をひと言でいうと、どんなことですか?

サービスの魅力を差別化した上で、利益を生み出す仕組みをつくることだと思っています。当社は、現在、携帯の公式サイトサービスで「着うた」「着メロ」「デコレーションメールサイト」「占い」で他社ブランドのサイト運営を行うOEM事業をメイン事業として展開しています。
「着うた」や「着メロ」を公式サイトで運営しようと思ったら、まず楽曲を多数持っていないといけません。私たちは7年間かけて曲を増やし続けてきましたから、コンテンツそのものが参入障壁になっています。この事業は仕組み化が成功して、システムがお金を生み出してくれているので、当社の稼ぎ頭の事業なんです。

―どういうところが仕組み化されているのでしょう?

あまり労力をかけなくてもお金が入ってくるシステム運営を事業として選んだということです。実は、公式サイトの運営は、成功報酬をレベニューシェアというあらかじめ決められた配分率によって、事業を運営する側とシステムを運営する側で分けるということが決まっています。 公式サイトの事業を運営する場合は、会員獲得というマーケティングの部分に非常にお金がかかります。しかし、システムというのは一度つくってしまえば、後はメンテナンスだけで手間もコストもかかりません。さらに、レベニューシェアの配分率は非常に高い。売上の数%が配分されるわけです。 だから、システム運営の立場を最初から選べば、収益が大きくなることはわかっていました。なぜなら私はサイバーエージェントで事業の運営の側にいたからなんです。

―事業の仕組み化、経営資源の選択と集中はサイバーエージェント時代に確立されたのでしょうか?

仕組み化はソフトバンクの孫正義さんの下で働いていたときに学びました。  当時、ソフトウェアを大塚商会さんやリコーさんに卸していたのですが、入社1年目で売上は常にトップクラスで、いい気になっていました。ところが、当時の上司に「お前のは営業じゃない」とどやされたんです。本当の営業は、自分がいなくても今の10倍売り上げられる仕組みをつくることなんだと教えられました。

(孫正義氏の下で働いていた宮嶌裕二氏は何を考えていたのか?
株式会社モバイルファクトリー 代表取締役 宮嶌裕二氏が語る黒字経営のポイントその2へ続く)

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プロフィール

株式会社モバイルファクトリー 代表取締役 宮嶌裕二氏

株式会社モバイルファクトリー 代表取締役
宮嶌裕二(みやじま ゆうじ)氏

1971年生まれ。中央大学法学部卒業後、株式会社ソフトバンクに入社。パソコン関連製品の卸売営業に従事。5年の勤務を経て、株式会社サイバーエージェントに転職。退職後の2001年10月、携帯電話の着信メロディサイトを開発、運営する有限会社モバイルファクトリーを設立。2003年4月に株式会社に組織変更。多数の公式サイト運営をはじめ、モバイルメディア事業など、モバイルに特化したサービス展開を行っている。

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